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東京物語(1953) ★★★★★+

東京物語 Tokyo Story

【解説】尾道に住む老夫婦・周吉ととみは子供たちに会うために上京。しかし、子供たちはそれぞれの家庭の事情もありふたりの相手ができない。結局、戦死した次男の嫁・紀子がふたりの相手をすることになるのだが…。

【感想】「日本人で良かった」というのが観終わった後に出てくる第一の感想。それと同時に、この物語は現代が舞台だと成立するんだろうか?と疑う気持ち。
とにかく美しい。街や部屋の中の風景、日本語や人の気持ちまで。映像が感情を語り、何気ない静止画で何度も涙が出そうに。畳のラインや障子、部屋の電灯までが美しく見惚れっぱなしでした。この映画を本当に理解できるのは日本人だけでしょう、それはとても素晴らしいことです。

東京物語 Tokyo Story

初めて見たのは20歳前後の時ですが当時はいい作品は思えても深い感動は得られませんでした。
今回、役10年振りの再鑑賞、これだけ感動出来るっていうのは、こんな自分でも少しは人生経験を積み重ねながらどこかが変わってるんだろうなぁと認識させられました。
当時はビデオテープで画質・音質共に悪かったけど、デジタルリマスターされた画質で映像美が更に引き立ってます。
今後100年、200年経っても語り継がれるべき作品だし、出来るだけ多くの方に観て欲しいと思います。

東京物語 Tokyo Story4

東京物語 / Tokyo Story
監督:小津安二郎
出演:笠智衆, 東山千栄子, 原節子, 杉村春子, 山村聡

(Syphonのトレード日記、2008年の記事)
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この記事へのコメント

とみやす : 2011/01/19 (水) 22:18:20

サイフォンさん
改めてこんばんは

人間はどこかに秘めたものを持ちながら生きて行くのだと思います。
いつかどこかに自分のことを少しでも理解されることを祈りながら、ひっそりと暮らしていくものだと感じています。

一方、生活するということは、どこかに吹っ切らなければならない部分を内包しつつ、時に非情に、時に優しく、それでも最低限の人間性を失わないように・・・と。
映画「東京物語」の寂寥感はそういう事だと理解はしています。
電車の踏切での一瞬の「自殺願望の暗示」、人はそのようなことは考えずに暮らすことが幸せだと刷り込まれてはいるが、誰にでも多かれ少なかれあるはずだと、私は思っている。

係累を持ち、絵に書いたような幸福感を味わいたいとは思わないが、誰かに「必要とされる人」にはなりたいとずっと思っている。

原節子の立ち位置がこの映画の「普遍性」を醸し出していると思う。

サイフォン : 2011/01/20 (木) 00:25:19

改めてこんばんは~!
ようこそおいで下さいました。

>人間はどこかに秘めたものを持ちながら生きて行くのだと思います。
>いつかどこかに自分のことを少しでも理解されることを祈りながら、ひっそりと暮らしていくものだと感じています。

底抜けに明るいような人でも、どこか秘めたものを持っているんでしょうね。人に理解されるのを祈りながら暮らすって、なんか哀しいですね…。


>係累を持ち、絵に書いたような幸福感を味わいたいとは思わないが、誰かに「必要とされる人」にはなりたいとずっと思っている。

とみやすさんが眼鏡を作り続けるのは、必要な人になりたいという思いからなんでしょうね。究極の技術への挑戦でもあるんでしょうが。
原節子さん、本当に美しかったですね。他の作品も観てみようと思います。
心のこもったコメントありがとうございました!

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