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太陽はひとりぼっち (1962) ★★★★+

太陽はひとりぼっち

【解説】都会に生きる男女の不確かな恋愛感情をアントニオーニ監督が描き出した作品。

【感想】観終わってから2日間ぐらい倦怠感と虚無感に襲われ続けた。決して嫌いなわけじゃないんだけど、あまり味わえないこの感覚は強烈な余韻を残したんだろうか。
でも、美しいのだ。モノクロ写真を観賞しているような洗練された映像。そこにモニカ・ヴィッティとアラン・ドロンが存在するだけで見惚れてしまう。特に、飛行場のカフェの入り口に立っているヴィットリアの姿は綺麗過ぎて巻き戻して何度も見てしまった。

証券所は欲望の坩堝。お金と興奮を求めているんだけれど、世界恐慌で大損して失望する人達。なんて無意味なんだろう…。
ピエロとヴィットリアがはしゃいでいるシーンも一時の退屈しのぎのようで、乾いてて刹那的に思えた。

嘆きや憂いというより、美しく淡々と流れる物語に希望のようなものはなかったんだろうか?
株で大損して精神安定剤を服用していた男性は遺書を書いているのかと思いきや、可愛いお花を描いていた…でもこの男は決して救われてはいない。婚約者とのシーンで扇風機の風が当たっていたヴィットリアだけど、ラスト間近の最後に映るカットは外の風に吹かれていた…これも無常を感じる。最後の街灯の明かりさえも、影を引き立たせる為に存在するんじゃないかとさえ思えました。

L'ECLISSE / 太陽はひとりぼっち
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ
出演:アラン・ドロン、モニカ・ヴィッティ、フランシスコ・ラバル
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