スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

流れる(1956) ★★★★

流れる 成瀬巳喜男


【解説】幸田文の同名小説を元に芸者置屋に集う女たちの悲喜劇を描く。梨花は柳橋界隈の花街にある“つたの家”に女中として住み込み始めるが、店は女将・つた奴の借金のために次第に傾いていく。

【感想】プライドを持った芸者置屋はまさに今の日本のようだ。かつての栄光があり、人間関係がぎくしゃくしている。
映像美、演出は流石巨匠といったところ。古い邦画をたまにしか見ない自分でも豪華だとわかる女優人。意地悪で憎めない杉村春子や貫禄のあった栗島すみ子の存在も良かったけど、特に光るのが田中絹代の演じる梨花。秘めた強さと品の良さ、そして母性。
最近亡くなった高峰秀子さんをやはり特別な目で見てしまう…時代の流れ。そして、この映画の救いはやはり一人娘の高峰秀子さんの姿勢だと思うんです。ラスト近くで梨花が「偉いねぇ」と褒めていたが、プライドとか関係なく、悩みながらも逞しく生きていこうとする姿勢は美しい。ミシンと三味線のハーモニーを聴いていると、無常なる流れを感じ言葉にならない哀しさが込み上げてきた。

流れる
監督:成瀬巳喜男
出演:田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子、杉村春子、栗島すみ子
関連記事

この記事へのコメント

管理人のみ通知 :

トラックバック


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。