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暗黒街の弾痕 (1937) ★★★★+

You Only Live Once

【解説】前科者のエディは恋人のジョーンと真面目に生きることを決意するが、世間の風当たりに苦しむ。そんな中、銀行強盗事件が発生しエディは濡れ衣を着せられてしまう。

【感想】フリッツ・ラング監督の作品を見るのは初めてです。何から見ればいいのか分からないので、タイトルに惹きつけられた「暗黒街の弾痕」をチョイス。
人は簡単には変われないということ、厳しく残酷な現実が描かれていました。短気でカッとなり易く必死に仕事に取り組まなかったテイラーにも非はある、だが彼の更生を許さない社会、運命、無力な宗教(皮肉にも手を差し伸べた神父は撃たれ、彼を再び犯罪者としてしまった)。
エディの声はジョーン以外には届かない。冒頭で林檎が盗まれると必死に訴えていたのに聞いてもらえず挙句にはリンゴを齧られる場面があったけれど、あの場面こそが映画を最も象徴しているのかな。

境目…境界線…線引き…一体どこから分かれてるんだろう?誰が決めるんだろう?鉄格子越しのキスシーンをどうしてこうも強調しているのだろうかと考えてたんですが、絆の強さと同時に逃れることができない世間からの偏見。善人と悪人の曖昧な境目(ガソリンスタンドで働くスタッフは逃走中の2人を利用してお金を騙し取った)、そしてラストの国境を越えての生と死の境目。
囚人達がプレイするベースボールでの審判の微妙な判定に対するブーイング、一連托生のカエル2匹が揺らす水面、雨に濡れるブランコ、貨物列車の頑丈な繋ぎ部分と重なり合う二人の姿、詩的であり巧みな演出が非常に気持ちいい。
フリッツ・ラング監督の他の作品も観たくなりました。

You Only Live Once / 暗黒街の弾痕
監督:フリッツ・ラング
出演:ヘンリー・フォンダ、シルヴィア・シドニー、バートン・マクレーン、ジーン・ディクソン
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十二人の怒れる男(1957)★★★★

12 Angry Men

【解説】殺人容疑の青年に対し、11人の陪審員が有罪と判定したが、1人の陪審員が異議を唱え…。

【感想】ほとんど同じ場面で、陪審人たちの議論だけが続く映画です。閉ざされた空間でよくこれだけ緊張感を出sし続けれるなと感心しっぱなしでしたが、閉ざされているからこそ緊張感が持続するのかもしれませんね。ナイフも効果的でした。
一人の主張で集団の意見が変わっていく過程は見事!人間ってこういうもんだよなぁ…。心理というのは流されやすいもので、人が人を裁くことは難しいものです。

十二人の怒れる男 / 12 Angry Men
監督:シドニー・ルメット
出演:ヘンリー・フォンダ リー・J.コッブ エド・ベグリー

(Syphonのトレード日記、2008年の記事)

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